その時に胸を張って

こんばんは^^

さて、土曜日でございます♪

三連休の中日に当たる本日は、土曜日に相応しい大盛況の一日を過ごすことができ、大感謝でございます^^

明日は連休最後の日曜日ですし、よりもっと賑やかな一日に期待していきたいところでございます!

さて、本日は少々私事を失礼致します。

先日、22日の木曜日の事になるのですが、長年自宅で飼っておりました愛犬がこの世を去りました。

我が家にやってきた子犬の頃から16年ほどの月日が経っており、犬の送る一生涯としては長い長い時間であったかなと。

初めて出会ったのは彼がサッカーボールより小さく、目が開くか開かないか位の頃であり、僕もやんちゃ盛りの学生時代でございました。

当時、兄が飼い主となっていた犬が他界してそれ程経たないこともあり、彼を我が家の一員にすることは簡単ではありませんでした。

ですが、当時の僕が自分が中心に面倒をみるとの約束をとりつけ、飼うことの許しを得たことを記憶しております。

ですが、当時の僕は多感な時期の真只中。彼もなかなかにやんちゃな気性の持ち主であり、最近の犬と飼い主にみる仲睦まじい関係とは少し異なる関係であったのかなと。

犬は飼い主に似るとよく言いますが、暴れん坊できかん坊であったのはお互い様で、甘ったれで臆病で寂しがり屋であったこともよく似ていたように思えます(苦笑)

それでも実家にいた当時は食事の世話や散歩は可能な日は必ず僕が行い、日々喧嘩しながらも弱さを補う拠り所として、絆を深めてこれたのかなと。

彼が10歳を迎える頃に、僕は新しい環境とスキルアップを求め実家を離れることになりました。

当然ながら彼にその事がきちんと理解できていた訳では無いのでしょうが、引越しの当日出掛けていく僕の車に向けて、激しく吠え立てていたのを記憶しております。

一人暮らしの日々は5年ほど続き、その間は実家に戻るのは一年の内に数回程度。少ない時はお正月のみなんて事もありました。

ただ、その際にも彼は変わらずあり続け、まるで昨日もそうであったように僕に食事と散歩を催促し、景気よく尻尾を振っておりました。

そして、Donna Leeをオープンさせるにあたり、実家に戻ってきたのが一年と少し前。

変わらなかった彼はやせ細り、抑えるのが大変だった足取りもひどく弱まり、僕の声も殆ど届かなくなっていました。

Donna Leeが動き始めてからの毎日の間も少しづつ、少しづつ、やんちゃだった姿や泣き声が影を潜めていくのを感じておりました。

そして、Donna Leeのオープン記念日から少し経った今月21日の水曜日。遂に自らの力で立ち上がることができなくなり、犬小屋から出ることの出来ないもどかしさや、忍び寄る影への不安さからでしょうか・・・今まで聞いたことのない弱い鳴き声を漏らし始めました。

異変を感じた僕は、正直それまでの経緯から覚悟を決めており、最後の晩になると思い彼を繋いでいた鎖を外し、少しの間語らうことに致しました。

もはやその目の輝きは曇り、僕の姿を捉えることが出来ない様子。ただ、鎖を外し、焼酎片手に隣に座った僕を感じた彼は、鳴くことを辞めました。

もしかすると愛犬家の方には怒られてしまうかも知れませんが(笑)彼は僕に似てお酒が大好きで、しばしば散歩の際や僕の愚痴を聞く際に、共に酌み交わしておりました。

数日前から殆ど口に何も入れなかった彼ですが、僕が秘蔵の焼酎を振る舞うと、それまでの力無い姿が嘘のように美味そうに呑み、寄り添うようにもっとくれと催促して参りました・・・いやはやこんなところまで飼い主に似るわけですね(苦笑)

一時間ほど寒空の下語り合い、最後の夜は過ぎて行きました。この時彼と交わした話はいつまでも忘れることは無いでしょう。

そして、木曜日。僕が出勤する際は鳴き声で見送ってくれました。夕方には母親から息はしているとのメールを貰いました。

そして、僕が帰宅した夜の10時ころ。声を掛けた際に返事はなく、触れてみるとそこに温もりはありませんでした。

その時始めに掛けた言葉は「ありがとう」

ただ、ただありがとうでした。

正直思い返せば後悔なんて山程ございます。

ですが、僕が喜びに浸るとき、怒りに震えた時、哀しみに包まれた時、楽しさに心躍らせている時・・・どんなときもその曇らぬ瞳で僕を見つめ、ただ一心に正面から受け止めてくれた事。

感謝の気持ちに勝るものはございません。

はたして今の僕が彼にとって立派な飼い主であるかは僕にはわかりません。

ただ、あの頃の僕よりも、僕が僕のことを好きでいる事ができるのは、彼の力が多分にあると感じます。

それでけで・・・彼の存在が僕にとってかけがえの無いものであったことは揺るぎません。

では、彼にとって僕が揺るぎない存在であったのか?

こればかりは僕に計り知ることはできません。ですが、最後の夜に僕の頬を優しく舐めた彼の舌が、いくらか僕の気持ちを楽にしてくれました。

・・・冗長かつ本当に私事で申し訳ございません。

ですが、信頼関係というものは必ずしも言葉のみで築かれるものでは無い、といったことを僕は彼を通して知ることが出来たように感じます。

今は只々感謝の気持と共に、彼の生涯が意味あるものであったと証明できるように尽力したいと思うばかりでございます^^

また彼と会うとき・・・出来れば数十年後にしたいものですが、その時に胸を張って酒を酌み交わせるように、明日からも全力で駆けていきたい限りです♪

それでは、本日はこの辺で・・・。

皆様、良い夜を!

Donna Lee 渡部